磨千貫今回は、磨千貫。 これも、甕幻と同じ本坊酒造の製品です。 蔵名を確認してませんでした。 同じ蔵の焼酎を飲んでいたのですね。 同じ蔵の焼酎を比較するのも面白いです。 裏ラベルの能書きです。 (この蔵は、裏ラベルの能書きが長いなぁ) 昔ながらの黒麹菌を使い「手造り」「かめ仕込み」という焼酎造りの殆どを手作業で行う製法で造っています。 そして、原料であるさつま芋は、芋焼酎造りに最適と言われる「黄金千貫」の中心部分のみを使用。 即ち、さつま芋を磨いて造るという製法を採用しています。 これは、芋臭の原因となる物質が多く含まれている芋の皮、及びその周辺を使用しないことを意味します(当社での呼称:磨造り)。 更に、タンクで大事に熟成させることにより、それぞれの造りの特徴が見事に融合した、芳醇で、甘く端麗な風味を持つ本格焼酎として仕上がっています。 芳醇だけど、その逆の端麗の風味を持たせる、これはなかなかできません。 同じ蔵なのに、どうして甕幻には残っているピリピリ感が、この磨千貫にはないのでしょうね。 甕幻は、甕貯蔵。 磨千貫は、甕仕込みですが、裏ラベルにあるようにタンク貯蔵。 甕貯蔵の方が、美味しくなると思われるのですが。 まろやかさ、やわらかさでは、黒麹の磨千貫の方が、なぜか豊かに感じることができます。 それでも濃い味わいは、黒麹ならではのものでしょう。 でも、エグさは感じませんね。 どんどんと、飲めてしまいます。 ほのかな甘みが、あとからじわじわと滲み出てきますね。 渋味とか苦味とかの奥深い味ではないと思うのですが、シンプルで、お湯割で飲んでいると、まったりとリラックスできる焼酎だと思います。 こういう焼酎は、好きです。 ☆☆☆☆です。 【製造元:本坊酒造株式会社】 【原料:黄金千貫】 【麹:米麹(黒麹)】 【蒸留:常圧蒸留】 【アルコール度数:25度】 磨千貫 芋25度 1800ml ジャンル別一覧
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